【こんな人にお勧め】

  • 免疫力を高めたい方
  • 高血圧・高脂血症・低血圧を改善したい方
  • ガンを予防および抑制したいと考えている方
  • 風邪をひきやすい方
  • イライラしやすい方
  • アレルギー症状を緩和したい方
  • 便秘でお悩みの方

【期待される効果・効能】

  • 抗癌作用
  • 免疫賦活作用
  • 血小板抗凝固作用
  • 不眠改善
  • 食欲、記憶の向上
  • 疲労感、動悸、軟便などの軽減
  • 生活習慣病の予防・改善効果
  • 高血圧・低血圧を改善する効果
  • 神経機能を正常に保つ効果
  • アレルギー症状を緩和する効果
  • 便秘を解消する効果

【霊芝について豆知識】

学名:Ganoderma lucidum (Leysser: Fries) Karsten

名称:霊芝 – レイシ (日本名 万年茸 – マンネンタケ)

科目:マンネンタケ科 霊芝属

主な成分:

  • アミノ酸、β-D-グルカンなどの多糖類
  • ガノデリン酸などのトリテルペン類
  • カルシウムやリン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、銅、亜鉛、マンガンなどのミネラル類

霊芝はサルノコシカケ科に属する薬用キノコのことで、他に門出茸、仙草、吉祥茸、霊芝草、赤芝などの呼称で呼ばれている。

霊芝の生態は、夏から秋に広葉樹材に発生する硬質菌。傘の裏は管孔がある。長い枝があり傘の側方につく。全体茶褐色~赤褐色、黒色。

傘の裏の管孔面は黄色~白色。表面は漆を塗ったような光沢があり美しく、古来より珍重されてきた。和名は万年茸(マンネンタケ)。1年生のきのこである。抗癌作用などの薬用的価値がある。

霊芝は一年生のきのことはいえ、漆を塗ったような光沢がある堅いきのこで、美しくも奇妙な姿をしている。論衡に「芝は土に生ず。土気和するが故に芝草生ず。瑞命なり」、礼記に「王者仁慈なる時は、すなわち芝草生ず。」とある。霊芝が発生するのは、おめでたいことのように思われていた。

霊芝4

(霊芝の効果と効能)

  • 免疫力を高める効果
    悪性腫瘍(しゅよう)や免疫不全の治療に用いているインターロイキン2の産生を高め、免疫系が活性化されます

霊芝に含まれるβ-Dグルカンには、免疫力を高める効果があるといわれています。ウイルスなどの異物が体内に侵入してきた際には、免疫機能が働きます。体内の異物は、白血球であるマクロファージにより有益なものか有害なものかが判断されます。霊芝はβ-グルカンが豊富に含まれています。β-Dグルカンはナチュラルキラー細胞やマクロファージなどの免疫細胞を活性化させるはたらきを持つほか、TNF-αやIL-10などのサイトカインの産生を促進することが知られています。そのため、霊芝には免疫力を高める効果があると考えられます。

  • ガンを予防および抑制する効果
    抗腫瘍作用があります。がんなどを抑制するヒト末梢(まっしょう)リンパ球のNK細胞の活性を強めるほか、細胞免疫を活性化します。

ガンには様々な要因があるといわれていますが、血液の汚れもその一因であるといわれています。ガン患者は血液の粘度が高く、採血した血液が凝固しやすい傾向があります。状態が改善すると血液の粘度は低下し、サラサラになります。霊芝を摂取することで血液の粘度が低下するため、脾臓の働きを改善する効果もあると期待されています。脾臓の機能が維持されることによって免疫力も維持でき、さらにβ-D-グルカンによるマクロファージへの直接の作用の組み合わせは、ガンを予防するために力を発揮すると考えられています。

  • 生活習慣病の予防・改善効果
    高脂血症を改善します。 悪玉コレステロールや中性脂肪を低下させ、高コレステロール血症による動脈硬化を予防する働きがあります。

肉類や高脂肪食の摂取によって、コレステロールや中性脂肪等の脂質がたんぱく質と結合して血中に過剰に溶け込み、高脂血症となります。正常な人の血中コレステロール値は130~230mg/㎗程ですが、高脂血症になると血中コレステロール値が300mg/㎗前後になります。血中の脂質が増えると、動脈硬化や高血圧、脳卒中、心臓病、肥満、肝臓病等の生活習慣病につながります。

また、高脂血症は於血(おけつ)を誘発し、肩こりや不眠、イライラ、目まい、疲労感、手足の冷え等の不定愁訴(ふていしゅうそ)を招きます。人体の各組織へ必要な酸素や栄養素を送る役割を持つ血液が滞ることにより、末梢組織が酸素不足と栄養失調になり、抵抗力や免疫力が低下します。また、血液には末梢組織の新陳代謝によって生じた老廃物を静脈を通って腎臓へ運び、尿として排出するという重要な役割がありますが、瘀血の場合は十分に老廃物が排出できず溜まってしまいます。特に、毛細血管が多く集まっている顔の皮膚や目、歯ぐきなどで瘀血が起こると、肌の色が悪くなったりシワやシミができやすくなります。霊芝には、血行を促進する作用があることが実験により証明されています。霊芝には肝臓での脂質の代謝を促成し、腸からの余分な脂質の吸収を阻害する働きがあると考えられています。また、高血圧患者10人に霊芝のエキス(1日7.5g相当)を2週間に渡り連続で与え、血圧の安定化作用をみるとともに血中の脂質の変動を調べたところ、コレステロール、中性脂肪などの数値が正常値に近づきました。さらに、全員の瘀血による倦怠感や肩こり、頭痛といった不定愁訴の自覚症状が改善されました。また、霊芝を2ヵ月以上摂取し続けることにより、歯槽膿漏(しそうのうろう)やいぼ痔の解消につながることが臨床的に認められています。

  • 高血圧・低血圧を改善する効果
    世界保健機構(WHO)による高血圧の基準は最高血圧が139以上、最低血圧が89以上の人を高血圧とし、最高血圧が100以下の人を低血圧としています。霊芝は最高血圧と共に、下げることが困難といわれている最低血圧を下げることができる特徴を持っています。また、霊芝には低すぎる血圧を正常に戻す働きもあります。
  • 神経機能を正常に保つ効果
    年齢とともに中枢神経や自律神経の働きが崩れることにより、肩こりや不眠、イライラ、目まい、疲労感、手足の冷え等の様々な症状が現れます。霊芝には、神経機能を正常に保つ効果があるという報告がされています。
  • アレルギー症状を緩和する効果
    アレルギー反応の原因となるヒスタミンの働きを抑えたり、接触で起こる皮膚炎を抑制したり、気管支ぜんそくなどによる異常呼吸の出現を抑制したりします。霊芝には免疫機能を正常にする働きがあるため、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、じんましん、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などのアレルギー症状を緩和する効果があると期待されています。
  • 便秘を解消する効果
    病気の大半は腸の働き具合によって決定されるといわれる程、腸はあらゆる病気と密接に関係しています。特に毒物の解毒作用が十分働かないと血液が汚れ、肝臓や腎臓、脾臓(ひぞう)に負担がかかり、病気の原因となります。霊芝の摂取により腸の働きが良くなることで腸内細菌のバランスが整い、体調の改善や免疫機能の向上などに期待ができます。

(引用)

  1. 百度
  2. ウィキペディア フリー百科事典
  3. 徳島新聞2001年12月30日号より転載
  4. 木崎国嘉 霊芝の効用 ヘルス研究所
  5. 有地滋 林輝明 霊芝で現代病を予防する ヘルス研究所
  6. 久保道德 アレルギーに効く霊芝 ヘルス研究所